通信可能な範囲のことをスコープという。
後述するプライベートIPアドレス、リンクローカルアドレス、特殊用途のIPアドレスなどを除いたIPアドレスは「グローバルIPアドレス」と呼び、インターネットの接続用に利用される。
そのため、ICANNを頂点とした階層的な委譲関係によって世界的な管理が行われている。
日本では日本ネットワークインフォメーションセンター(通称:JPNIC)にて管理されている。
通常、パソコンやルータなどをインターネットに接続するとISPに割り振られているグローバルIPアドレスの中の一つがパソコンなどに割り当てられる。
プライベートIPアドレス(ローカルIPアドレス)は、プライベートネットワーク(外部から利用できない社内LANなど)のアドレスとして使うことができる。
異なるプライベートネットワークを相互接続してルーティングすることも可能である。
プライベートIPアドレスとして、次のアドレス空間が予約されている。
ネットワークの規模に応じて、使い分ける必要がある。
クラス 範囲 サブネットマスク アドレス数
クラスA 10.0.0.0-10.255.255.255 255.0.0.0 16,777,216(16,777,216x1subnet)
クラスBx16 172.16.0.0-172.31.255.255 255.240.0.0 2,097,152(65,536x16subnet)
クラスC 192.168.0.0-192.168.255.255 255.255.0.0 65,536(256x256subnet)